講習会内容


 山梨徒手療法勉強会では、1つの徒手療法学派を深く追求するだけでなく、各学派が持つ独創的なコンセプトの中から、特に臨床的に有用なものを厳選して講習会内容に取り入れています。

 徒手療法とは手技そのものを意味するのでなく、各学派の核となるコンセプトを学ぶことにこそ真の意義があると考えます。数ある徒手療法学派の幅広い理解は、対象者の問題点を多角的に捉える力を高めます。

 各コースでは、クリニカルリーズニング、機能解剖学、触察法、各部位に対する徒手的機能診断と治療、機能的トレーニングについて座学と実技を合わせて実施致します。


◯ 本コース(全8コース)

 ・Upper Quarter(頸部、肩、肘、手)

・Lower Quarter(腰部、股、膝、足)

◯ 触察コース(全6コース)

 ・頸部・体幹編 A/B

 ・上肢編 A/B

 ・下肢編 A/B

 ◯ 応用コース(全4コース)

 ・仙腸関節障害

 ・顎関節障害

 ・絞扼性神経障害

 ・ウィメンズヘルス・メンズヘルス 〜骨盤底筋群障害〜


講習内容

◯ クリニカルリーズニング

根拠のある機能診断・治療を行うため系統的な知識と根拠に基づいた仮説の立案、評価手順を身につけます。

 

・Body Chart

・Irritability

・Movement diagram

・PPIVMs

・PAIVMs

◯ 機能解剖学

マニュアルセラピー実践のために必要な機能解剖学の知識を学びます。

 

・Kapandji

・Kinesiology

 

◯ 触察法

触察法の基礎、応用を学びます。

組織を皮膚の上からペンでなぞり(トレース)触察練習を行います。

触察技術の向上が機能診断能力、治療手技の実践能力を高めます。

 

・Static Palpation

・Motion Palpation

・Layer Palpation

◯ 障害組織に合わせた適切な治療手技の選択と実践

障害組織(筋膜、筋、靭帯、関節、神経等)に合わせた治療手技の選択と実践能力を高めます。

講習会では少人数制で実技練習時間を長くとるため、より実践的な技術の取得ができます。

 

主な治療手技

・関節モビライゼーション

・軟部組織モビライゼーション

・神経系モビライゼーション

・神経筋テクニック


◯ 徒手療法、トレーニング関連用具の理解

 徒手療法、トレーニングに関わる関連用具を使用、体験いただく時間を設けております。


継続学習

 触察・実技練習会(週1回開催)

  継続的な触察技術、治療技術向上の場として開催

◯ ブラッシュアップセミナー(アシスタントインストラクター対象)

 アシスタントインストラクターの方を対象にした講習会です。主に本コース、応用コース、触察コースの各手技のポイントを復習、応用的な実施方法を学び、更なる臨床力の向上を目的として開催しています。

所属や思想の異なったセラピストが集まり、意見を交わし合う中で新たな視点や介入手段を見い出せる場となっています。

◯ インストラクター養成コース


コース修了

 ◯ 本コース修了者

 

 本コース(全8回)を修了した方は以下が適用となります。

 

1)2回目以降の受講が無料

2)三学会合同標準徒手医学講習会入門コース(6時間)を免除→初級コースから受講いただけます。

詳しくは標準徒手医学会ホームページ講習会概要をご確認ください。

3)希望者はホームページ(修了者名簿)に所属、氏名を掲載

4)徒手療法基礎テストを受験資格を取得→合格後インストラクター養成コースへ(触察コース全6コースの受講必須)

◯ 触察コース修了者

 

 触察コース(全6回)を修了した方は以下が適用となります。

 

1)2回目以降の受講が無料

2)希望者はホームページ(修了者名簿)に所属、氏名を掲載

3)アシスタントインストラクター認定試験の受講が可能→インストラクター名簿